管理画面を使いやすく

面白くない内容ですが、管理画面を軽視するサービスも多いので言及します。広告配信サービスが簡単に広告効果を上げる方法は管理画面を使いやすくすることです。現にNo.1の「ネンド」の管理画面は使いやすくて有名です。アドテクを使いこなすには管理画面が使いやすいことが不可欠です。それでは管理画面が使いづらいとなぜ駄目なのでしょうか?

 

広告側が管理画面で行うことは、原稿の登録、URLの登録、デバイスの選定、配信先の選定、配信ユーザーの選定、効果測定ツールの導入など。そしてそれぞれの数値をみてPDCAを回していかないと広告効果は良くなっていきません。しかし管理画面が使いづらければPDCAを回すのも面倒くさくなってしまいます。ミスも起こりやすく、管理画面に触れるのも嫌になります。

 

管理画面を重視していない広告配信サービスは筋が悪い可能性が高いです。そして現状、広告配信サービスの管理画面の多くは使いづらいです。管理画面が無い場合もあります。ちなみにグーグルアドワーズの管理画面も決して使いやすいとはいえません。この1点だけでみても世の中の広告配信サービスの伸び代は大きいです。

 

ではどのくらいの使いやすさならよいのでしょうか?

 

広告配信サービスの利用経験がある人なら説明書を読まなくても直感的使えてしまうレベルを目指しましょう。無駄な動作やミスをさせることなく、望む配信方法を実現できれば広告効果を上げやすくなります。今流行りのソーシャルゲームは、ユーザーが使い始めで離脱しないよう必死にUIを磨きあげていますが、そのくらいの熱意を持ちましょう。

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はじめに

1章 DSPはなぜアドネットワークに勝てないのか
・続々出現するアドテク企業
・アドネットワークに勝てないDSPの売上高
・「ネンド」「アイモバイル」強者の共通点
・「枠から人へ」は間違いだった
・アドテクの使い方が下手
・データ利用で下がる広告効果
・アトリビューションは気にするな
・DSPの構造的弱点


2章 広告配信サービス成長法の基本
・広告配信サービス成長法の基本
・1兆超の組み合わせは見えざる手で
・配信精度を磨いてLTVを上げろ
・ユーザー負担増でマネタイズ
・強引にCTRを上げろ
・コンサル強化へ
・広告とメディアの親和性を知れ

・管理画面を使いやす
・超希少な人材を確保しろ
・マッチングは最強の技術である